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GKの「準備」とは?

2022.7.11

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今日は、、、GKの「準備」について!!なかなか深い内容ですよ!!

●それぞれの立ち位置と役割

各チームに在籍するGKの人数は、チームによって異なりますが(一般的には3~4人)多く在籍する学校やチームもあります。僕自身JAPANサッカーカレッジGKコーチ時代には30~40人のGKが切磋琢磨するような時期も?!(笑)ただひとつハッキリ決まっていること・・・それは・・・

「試合に出るGKは1人」

第1GK(試合に出るGK) 第2GK(リザーブGK) 第3GK(メンバー外GK) そこには明確な格差が存在します。そしてこの序列を崩すこと、、、本当に難しいんです(苦笑)

太田渉が第1GKで試合に出続けていたのは、中学2~3年、高校3年位なもので、それ以降「出続ける」時代はなかった。

★だからこそ言える「GKの準備」の大切さ★

 

◆出れない時期こそ「自己研鑽」

自分磨き!!

言葉にするのは簡単ですが、、、これが簡単じゃないんですよ?!(苦笑)

いつ、どこで、どんなことをすれば、評価基準をクリアできるのか?それがほとんどない。第1GKの怪我や退場、アクシデントが起きたそのタイミング!?

「そこっ!!」

しかもそのタイミングのハードルはめちゃくちゃ高い。

第1GKよりもハイパフォーマンスであり、無失点であり、チームを勝利に導く。

この基準をクリアできなければ、序列に変化はない。僕はブラジル、Jリーグ、JFLで数多くの事例(理不尽なことも含め)経験したことにより、身をもって語ることができる。今となってはネタにできる「大切な過去」の出来事ですが、直面してる最中は、、、怒り・苦しみ・悲しみ・涙する、、、情緒不安定もあった(笑)でもそのすべてがGKコーチとして大切な礎になっていることは間違いない。

 

◆「準備」の大切さ

いざ自分のもとにチャンスのタイミングが訪れたとき大事なのは、、、

★その時にどんな自分でいられるか★

結局、その日その時までの積み重ねなんです。チャンスが来てもその機会を活かせる自分であるかどうか。普段日常の生き方、サッカーへの向き合い方、練習の取り組み、仲間との関係性、チームへの貢献など、、、そこまで築き上げてきてるかどうかは自己評価ではなく他者評価。周りの人間が、、、

「あいつだったら大丈夫!!」「ついに来たねこの時が!!」って・・・

仲間からそう思われる自分がそこにいてるかどうかが、ほとんどすべてなんです。

「いつ、どこで、誰が、見ているかわからない中で【何か】を信じてやり続ける」

そんな準備ができる、この言葉の意味を深く理解できる、そんなGKを僕は育てていきたい★

写真はインテルナシオナル・ジャパンGK クラブユース関西大会を勝ち抜き全国大会に向かうGK達(3年生&2年生)

2月に出会って約5か月?!大きく成長し続けています★ まだまだここからやで★(笑)

 

太田 渉

投稿者:太田 渉

Wataru Ota 太田 渉 1981年3月大阪生まれ (選手歴) ◾️ 高校卒業後ブラジルでプロ契約 ◾️ 2001年 ヴァンフォーレ甲府 ◾️ 2002年 愛媛FC (指導歴) ◾️ 2005〜2015年 JAPANサッカーカレッジ GKコーチ ◾️ 2015年 大阪産業大学・大阪桐蔭高校GKコーチ ◾️ 2016〜2019年 ブラウブリッツ秋田GKコーチ ◾️ 2020〜2021年 FC岐阜GKコーチ SKILL ◾️ JFA公認ゴールキーパーコーチライセンスLevel3 ◾️ JFA公認B級指導者ライセンス



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